百人一首の覚え方のコツ
百人一首は、やみくもに覚えようとしても暗記が難しいものです。効果的な覚え方を紹介しましょう。
一字決まりの句を覚える
百人一首の中には、「一字決まり」と呼ばれる句が7つ存在します。これは、上の句の1文字目を聞いただけで、下の句が特定できる句のことです。
頭文字を取って「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」と覚えることが多く、「む」と読んだら「き」、「す」と読んだら「ゆ」などと暗記します。これだけで7つの句は確実に覚えられます。
語呂合わせで覚える
古典の言葉になじみのない小学生くらいであれば、語呂合わせで覚えるのがおすすめです。語呂合わせとは、上の句の始まりの何文字かと、下の句の始まりの何文字かを選び、覚えやすい意味のあるような言葉にすることです。
たとえば「奥山に もみぢふみわけ なく鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき」であれば、「奥山君の 声を聞く」と語呂合わせを作ります。
声に出してリズムで覚える
声に出して読むと、視覚と聴覚の両方を使うため記憶が定着しやすくなるといわれています。また、リズムに乗せて暗唱することで、自然と句が頭に入りやすくなります。
句の内容をイメージして覚える
古典の授業で内容を理解した句はよく覚えている、という人も多いのではないでしょうか。言葉をただ覚えるより、内容を理解しイメージすることで、より親しみが湧き覚えやすくなります。また、句の内容に興味を持つことで、飽きずに覚えられるかもしれません。
百人一首のアプリで覚え方をマスターしよう
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百人一首を親しみながら覚えていくツールとして、ぜひアプリを利用してみてくださいね。
※本記事で紹介しているアプリの情報は、2024年10月時点のものです。