「百人一首」は、かるたとして昔から広く親しまれています。古典の授業で、百人一首の和歌について学んだ人も多いのではないでしょうか。
この記事では、百人一首をより身近に、楽しく覚えられるアプリについて紹介します。なじみがなく難解だと感じるお子さんにもぴったりのアプリや、覚え方のコツも解説するので、ぜひ参考にしてください。
百人一首とは
「百人一首」は、平安時代から鎌倉時代にかけての100人の歌人が詠んだ和歌を一首ずつ集めた歌集です。藤原定家が編纂したとされ、恋愛や四季の変化、人生の無常といったテーマが多く扱われています。現在では主に小倉百人一首が知られており、かるた遊びとして親しまれています。
百人一首のアプリとは
百人一首のアプリには、百人一首により親しむためのさまざまな機能が備わっています。紙のかるたではできない機能や、ひとりでも楽しめる機能などがあるのが特徴です。以下に、アプリの主な機能を5つ説明します。
詠み上げ機能がある
百人一首のアプリでは、札を詠み上げてくれる機能が用意されているものがあります。肉声で詠み上げてくれるアプリを選べば、まるで競技をしているかのような臨場感が味わえるのが特徴です。
オンラインやコンピューターとの対戦機能がある
百人一首をする相手をリアルで探すのはなかなか難しい、という人も多いのではないでしょうか。アプリなら、オンラインやコンピューターを相手に対戦できる機能もあります。ひとりでも競技を楽しめたり、暗記の度合いを確認したりできますよ。
コンピューター相手であれば、難易度の設定ができるのもアプリならでは。自分のレベル
に合わせて楽しめます。
取得枚数や時間を計算してくれる
取得枚数や時間を計算してくれる機能があるアプリもあります。中には、お手付き回数なども含めてスコア化し、ランキング形式で表示する機能が備わっているアプリも。ゲーム感覚で高得点を目指すことで、自然と暗記できるかもしれません。
決まり字や色の一覧表示がある
アプリでは、決まり字や札の色の一覧を表示してくれる機能のあるものもあります。決まり字とは「そこまで聞けば下の句が特定できる、上の句の文字のこと」で、百人一首の暗記には欠かせない要素です。
また、「五色百人一首」といい、小倉百人一首をその難しさに応じて20枚ずつ5色に色分けして遊ぶ方法があります。1色が20枚と少ないため、小・中学生や初心者を対象にして考案されたものです。
無料版と有料版で違いがある
多くの百人一首アプリは無料で利用できますが、有料版にすれば機能が増え、より本格的に百人一首を学べることもあります。また、課金すれば広告表示がなくなるなど、集中して取り組みたい場合に有料版を検討するのもよいでしょう。